レモンをお金にかえる法(ルイズ・アームストロング)

子供に経済学を教える、有名な絵本。

ただこれを絵本を読む年齢の幼稚園生に渡して読んでも意味が分からないだろうし、小学生でも厳しいくらいだ。

なぜなら経済学用語の説明は分かりやすいものの、用語自体が子供にとって難解すぎるからだ。

「小売り」「卸売り」「資本貸付け」「資産の流動化」どれもそんなに分かりにくい概念ではないけど、子供は漢字を見て難しいと感じ、理解にはつながらないでしょう。

実際に私の妹は小学校低学年時にこの絵本を手にしたけど「訳が分からなかった」と振り返っている。

「もう大学で経済学を履修したから、今は分かるよね?」と聞いてきたくらい、彼女の中では難しい本だというイメージが強いのだ。

 

おそらく中学生ならしっかり理解できるだろうと思う!

サブタイトルに中学生のための経済学入門をつければもっと売れるのにと思った笑笑

 

絵本を書くのは大人だから、分かりやすさも大人基準なのがなんだか皮肉にも思えた笑笑

そもそも子どもはこの経済学用語がこういう意味っていうことじゃなくって、レモネードスタンドの経営の一連の「流れ」を理解できれば、充分だと思う。

 

 

新装版 レモンをお金にかえる法

 

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