ビジネスの基礎知識50(グロービス)
経済学や心理学の原理をビジネスに応用させた50の基礎知識が載っています。
大変役に立ちました。
図書館で借りましたが、購入しようと思っています。
以前知らなかったものをメモしました。
1ネットワークの経済性
ネットワーク型のサービスにおいて、参加者が増えれば増えるほどここの参加者の便宜性が増す。
数量の大きい項目・要素で、全体の80%に貢献している。
1件の重大な事故の背景には29の軽微な事故と、300件の異常が存在する。
強者(シェアNo.1)の戦略:
弱者のやり方を模倣する
競合と同じ性能の経営資源をもつ
1対1ではなく、多対1の状況に持ち込む
ニッチではなく広い市場で戦う
弱者の戦略
強者のやり方を真似しない
強者よりも優れた経営資源を開発・保持する
1対1に持ち込む
ニッチを攻める
ex産経新聞
周りの人の行動につられて行動したり、安心感を得たりする人間の性向。
周りの人間の行動に逆らう人間の性向。
7OATHの法則
顧客の問題意識の4つの段階
Oblivious 無知
Apathetic 無関心
Thinking 考えている
Hurting 困っている
選択肢が多いと、少ない場合よりも意思決定が難しくなり、購買に至る割合も減る。
ex 6種類のジャム購入率30%
24種類のジャム購入率3%
9 5:25の法則
顧客の離脱率を5%改善すると利益が25%改善する。
10パーキンソンの第一法則と第二法則
官僚の数は仕事の量に関係なく自己増殖を続ける法則。
11パーキンソンの凡俗法則
組織はどうでもいい物事に対して過剰にエネルギーを使う
ex 原発と自転車置き場の建設
12 2-6-2の法則
あらゆる職場において仕事がよくできる人が2割、まずまずの人が6割、仕事ができない人が2割存在する。
13 ピーターの法則
人は無能になるまで出世するため、組織は管理職を含め無能な人で埋めつくされる。
14 共有地の悲劇
メンバー全員が強調的な行動をとっていれば、皆に恩恵がもたらされる状況だったにも関わらず、各自が合理的な判断のもとで個別に行動した結果皆にとって好ましくない結果となる。
15 集団浅慮
集団で意見の一致を重視するあまり、取りうる可能性のあるすべての行動の現実的な評価を無視する思考様式。
16組織開発のピラミッド
17.返報性
他人に借りがある状態は好ましくないので、お返しをしなくてはならないと考える人間の性向。
ex交渉への応用
18.コミットメントと一貫性
一旦自分がある立場を取ると、その立場を維持しないといけないと居心地が悪いため、一貫した行動を取ろうとする人間の性向。
ex
寄付を募るのであれば、最初に1000円でもいいので寄付してもらいます。その後「あなたは〜に関心と理解を持たれている方なので、ぜひもう少し援助をいただけないのでしょうか?」
19.社会的証明
人間は特に自信を持てないことに関して、多くの人の行動に従う心理。
20.フレーミング
フレームの与えられ方によって、本質的には同じことであっても、物の見方が特定の方向に誘導されるバイアス。
21.サンクコストへの拘り
すでに発生してしまったコストが将来の意思決定に影響を与える。
ex採算を取ることができないと分かっていて事業を続ける。
22.プロスペクト理論
人間は同じ期待値でも利益が確実に手に入ることを好む
①無条件で100万円
②コインの表が出たら200万円
で多くの人が①を選ぶ。
②が300万になっても多くの人が①を選ぶ。
しかし150万円の借金がある人はマイナスを回避したいので②を選ぶ。
23.授かり効果
あるものを得る時よりも手放す時に価値を過大に感じてしまうバイアス。
約4-7倍。
24.SUCCESsの法則
人々の記憶に残り、思考に影響を及ぼすメッセージの要素。
Simple シンプル
Unexpected 意外性
Concrete 具体的
Credentialed 信頼できる
Emotional 感情に訴える
Story 物語性
25.マジックナンバー4±1
人が短期間に記憶できるのは3-5個のもの。
(人に物事を伝えるときに意識する。)